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ドバイ:GITEX GLOBAL 2024、韓国:ISEC 2024への出展
この度、2024年10月14~18日にかけてドバイで開催された「GITEX GLOBAL 2024」および、2024年10月16~17日にかけて韓国ソウルで開催された「ISEC 2024」にBlackBoxSuiteを出展いたしました。この各国でのセキュリティのイベントに参加し、最先端の技術とソリューションを披露する機会を得て、文化や法律の差を体験できました。ここでは特に、ドバイにおける、“ニーズ”や“日本との違い”をお伝えいたします。
まず、個人情報保護法に関しては、日本では「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」が施行されており、企業に対する厳しい規制が敷かれています。これに対し、ドバイでは「DIFC(ドバイ国際金融センター)データ保護法」が中心となっており、特に金融や医療分野での保護が強化されていますが、日本ほど包括的ではありません。 出展を通じて、現地ではサイバーセキュリティへの関心が非常に高い一方で、内部のデータ保護や漏洩対策に対する認識はまだ低いことに気付きました。特にUAEでは、人口の90%が外国人であり、機密データの漏洩は国外追放のリスクを伴うため、慎重に行動する傾向があります。
一方で、それにもかかわらず、個人情報の漏洩が依然として頻繁に発生している実情も確認できました。現時点では、政府による積極的な対応は見られず、セキュリティは主に、外部からの攻撃対策が主流となっている模様です。
このような状況下で、当社の内部データ保護ソリューションに対する潜在的なニーズが徐々にではありますが、高まっていることを実感しました。今後も中東市場における情報漏洩対策の普及に努め、安心で安全なビジネス環境の構築に貢献してまいります。